冬虫夏草を追う人々

中国では、古くからその存在を知られ、高麗ニンジンに匹敵するような滋養があるとも言う人々もいたそうで、最近では、漢方として珍重されている「冬虫夏草」についてお話してみようと思います。

「冬虫夏草」は、「きのこ」の一種であり、その不思議な魅力にとりつかれているような人々は少なくないようです。

冬虫夏草は、「きのこ」でありながら、昆虫などに寄生して、その生命と引き換えに、「きのこ」として成長を遂げる風変わりな「きのこ」であります。

その姿は、寄生する昆虫や、「きのこ」の菌種にもよりますが、虫や幼虫から独特なフォルムの「きのこ」が生えているような形状なのです。

このような風変わりな「きのこ」が、高麗ニンジンに匹敵するようなものだとは考えにくいですが、およそ2400年前から、中国では、冬虫夏草の存在が知られていたようです。

日々、食する食べ物の積み重ねが、人々の健康を左右しているというような考え方は、中国から伝わる「薬食同源」として、多くの人々にその教えを伝えました。

人々が、「冬虫夏草」を追い求める想いには、不老長寿的な考えを寄せる人もいるのかもしれませんが、自然と共生する冬虫夏草の姿に、想いを馳せる人々の姿もあるのかもしれません。