長寿はイチョウとともに 2/2

「祭り」の中で、人々は、「感謝」「祈り」「慰霊」「崇拝」などの意を表わしています。

五穀豊穣に感謝し、先人たちや自然や神といった存在を祀り、祈りを捧げてきました。「祭り」の中で、人から人へ託されているのは「先人たちの想い」そのものです。

そのような歴史を語るような、「祭り」などの祭事は、現代の若い世代の人々にとっては、どのような形で捉えられているのでしょうか?

夏のデートスポットを紹介するような雑誌の中では、多くの「祭り」が紹介されていますが、アクセスポイントや、観光スポットなどの紹介文ばかりで、本来の「祭り」に対する「感謝」や「祈り」「慰霊」といった伝承は誰から教わり、次の世代に伝えていくのでしょうか。

人生100年時代などと言われ、健康ブームともなっていますが、サプリや健康食品の元を辿れば、古来の人々が、その知恵や知識を次の世代へと繋ぎとめてきたからこそ、現代において、健康を維持する食品として安易に摂取できるような時代が訪れているはずなのです。

イチョウは、世界でも最古の樹木の種類としても知られ、その種子の薬効は漢方として、古来から使用されてきました。

人から人へ伝わってきた、英知が現代人の人生100年時代を築いてくれているのです。

今を生きる私達が、一代で成し得た長寿ではないはずです。

そのような先人からの恩恵に感謝し、祖先を想い、神や自然への崇拝を表わす「祭り」の現れを、次の世代の人々は、どのように感じ取るのでしょうか。古来から、人類とともに、人々の暮らしのそばにあるイチョウの木々は、どのように私達、人類の成長や暮らしぶりをみつめているのでしょうか。

長寿はイチョウとともに 1/2

「記憶力向上」サプリなどとして注目を集めている「イチョウの葉」は、冬虫夏草、霊芝、朝鮮人参などとともに、漢方としても「認知症」や「アルツハイマー」などの予防、改善が期待され、多くの研究材料として用いられているようです。

薬膳などにおいては、イチョウの葉ではなく、その種子の「銀杏」が、呼吸器系のトラブル予防などとして用いられますが、軽度の毒性がみられる「銀杏」の種子は、過剰な摂取は控えるよう注意喚起されています。人生100年時代などと、現代を生きる人々の平均寿命の更新が注目されていますが、誰しもが、ただ単に長寿でありたいのではなく、元気に安定した暮らしの中で、長生きできればと願っているのではないでしょうか。

現代人の健康は、今の時代に築かれたものではなく、古来の人々が培ってきた、知恵や知識の基盤の元に、培われてきたものであります。

人類の歴史の中では、疫病や飢饉や、権力闘いなどで、多くの人々の「死」の存在が伝え語られています。

そのような、歴史の伝承の中で、今尚人々が、継承している「祭り」の姿があります。