不死身の「きのこ」

かつて中国では「永遠に輪廻転生を繰り返す生物が実際にいる」とか、信じられていた時代もあるようです。

そんな中国の漢方にも認定されてる「冬虫夏草」をご存知ですか?

冬虫夏草は、冬は「昆虫」の姿をし、夏は「きのこ」として大地に根付き、その2つの姿を繰り返しながら、永遠に生き続けているのだと考えられていたようです。

実際は、「菌類」が、昆虫に寄生し、その命を奪いながら、「きのこ」に成長し、さらに成長した「きのこ」が胞子を撒く事で、別の昆虫へ付着し、新たな宿主を探すような特色のある「菌」なのです。

スーパーなどで、野菜コーナーなどに売られている「きのこ」は、植物であると思われがちですが、実際は、「菌類」であるようです。

人類の歴史の中でも、「きのこ」は長い間、一般的には、植物の分類であると考えられてきたようです。

「きのこ」が、植物でも動物でもない存在であるという概念が、浸透しはじめたのは1900年頃からだと言われています。

それほど長い間、「きのこ」の存在や生態は、不思議なベールで包まれているのかもしれません。このように、説明をしたとしても、「きのこ」を植物として考える人々は、多いのではないでしょうか。

日本では、縄文時代にも、人々が「きのこ」を食材として、暮らしの中に取り入れてきた痕跡があるようです。「きのこ」と私達人類の関わりは、思った以上に深い歴史があるようです。